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野菜に関するQ&A

キュウリの生長点がしおれて茶色く枯れてきました。どういった原因が考えられますか。

キュウリの生長点がしおれて茶色く枯れてきました。どういった原因が考えられますか。

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キュウリは葉面からの水分蒸発(蒸散)が多いため、土壌水分と空気中の湿度の保持が重要です。茎頂部のしおれの原因は、定植時の高地温と曇雨天のせいで活着がうまくいかず、根張りがよくないために起こります。キュウリは浅根性で、土壌表面の地温と乾燥状態の影響が、すぐに根の伸長に影響します。

 根の張りが十分でないところに、日射量増加と気温上昇のため葉面からの蒸散量が増加し、植物内の水分が極度に欠乏します。その結果、茎頂部から水分が欠乏してしおれ始め、水分を補わなければ幼葉から枯れていきます。

 これを防止するには根張り促進のため、土に堆肥を十分入れて深耕し、根張りのよい台木の品種「スターク」などを接ぎ木した苗を植え付けるとよいでしょう。定植後は、十分水をやって活着させ、その後も雨が少ない場合には水やりに努めます。地温上昇の防止には、敷きわら、あるいは地温上昇を抑える「アイスマルチ」などを使うとよいでしょう。

 つるの先端が枯れて芯止まりになれば、生育は止まってしまいますが、その近くで伸びのよい側枝を選んで伸ばすことで主枝更新を図れば、栽培を継続できます。 月刊誌Q&A 野菜

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