タキイネット通販TOP > Q&A > 野菜に関するQ&A > 甘トウガラシの「甘とう美人」を食べたらすごく辛かったです。原因は何でしょうか。
タキイネット通販TOP > Q&A > 野菜に関するQ&A > 甘トウガラシの「甘とう美人」を食べたらすごく辛かったです。原因は何でしょうか。
野菜に関するQ&A

甘トウガラシの「甘とう美人」を食べたらすごく辛かったです。原因は何でしょうか。

甘トウガラシの「甘とう美人」を食べたらすごく辛かったです。原因は何でしょうか。

FacebookTwitterLine

「甘とう美人」などの甘トウガラシは、旺盛に生育している場合にはほとんど辛くなることはありません。しかし、生育条件によって草勢が低下したり、高温や乾燥などのストレスを受けると、辛い実をつけることがあります。

 トウガラシは元来、浅い所に根が広がる性質があり、地温が高くなったり乾燥すると、それらの影響を直接受けてストレスになります。そこで、できるだけストレスを抑えるよう畝に敷きわらやマルチをして、乾燥や地温上昇を防止するとともに、十分に水をやります。

 第1果の収穫後に、分枝を繰り返して多くの果実をつけるため、遅れないように追肥を始めます。花の状態も栄養状態を判断する目安になります。順調な生育では花柱が長い「長花柱花」となりますが、草勢が弱ると「短花柱花」になります。この場合は追肥を行い、草勢の回復に努めます。「中花柱花」は特に問題ありません。

 収穫が遅れて大果になったり多くの果実がついたりした場合も、なり疲れで草勢が低下します。果長が約15㎝のころが収穫適期なので、こまめな収穫と追肥をすることが重要であり、また曲がり果や肥大不良果を摘果して草勢を維持するように努めます。

 収穫中期以降には、込みあっている枝や徒長枝を間引いて、着果負担を減らすとともに、通風と採光をよくするよう心がけましょう。 月刊誌Q&A 野菜

ページトップへ