咲き初めは大きく咲いていたパンジーの花が、徐々に小さくなって咲き出します。どうしたらよいでしょうか。
咲き初めは大きく咲いていたパンジーの花が、徐々に小さくなって咲き出します。どうしたらよいでしょうか。
大きな花がだんだん小さくなってくる原因としては、主に肥料不足・肥料切れが挙げられます。葉色が濃緑ではなく、緑が淡く少し黄ばむ場合と、寒さに焼けたように少し青黒くなる場合も、その兆候です。
パンジーの花は肥料が少なくても花が咲かないわけではなく、小さな花となり花数も減りますが咲き続けます。このような場合は、速効性の化成肥料を追肥として与えるとともに、液肥を併用して肥料不足にならないようにします。さらに、こまめに花がらを摘みましょう。花がらを放置するとタネをつけるので、養分がタネの方に回り株が消耗します。それが開花にも影響して花が小さくなり、花数も少なくなります。潅水過多などによる過湿や、逆に過乾燥による根傷みのほか、日当たりなどの栽培環境が悪化した場合にも花が小さくなります。
なお、4月以降に気温が上がってくると生長がよくなりすぎ、茎も伸びやすく蕾の数も多くなります。ただし蕾が十分大きく生長する前に花が咲くため、おのずと花は小さくなりますが、これは生理的なものです。この時期は肥料過多や過湿にならないよう気をつけるとともに、葉が茂りすぎたり、茎が伸びすぎたりした場合は茎を間引いたり、切り戻しをして葉への日当たりと風通しをよくしましょう。