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野菜に関するQ&A

収穫したキャベツの表面に黒い小さな斑点がついています。病気でしょうか。

収穫したキャベツの表面に黒い小さな斑点がついています。病気でしょうか。

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冬どりキャベツの表面に出る黒い斑点は、「内部黒変症状」と考えられます。主に厳寒期(1~3月)の低温によって起こる凍害で、生理障害の一つです。凍害は外葉が広く壊死する外葉壊死症状と、外観上は異常症が認められないものの、外葉を2~3枚はぐと内部に黒い斑点が発生している内部黒変症状があります。特に内部黒変症状は外から見えないだけに、選別することが非常に困難です。

 冬どりキャベツの寒害発生に及ぼす品種などについて調査を行った群馬県農業技術センターの報告では、内部黒変症状の発生についても紹介されています。品種により差がありますが、1月収穫では「彩風」「彩音」が斑点の発生が少なく、2月収穫では「彩音」が少ない結果でした。3月の調査では収穫適期を過ぎたものが多く、裂球や抽苔するものが多い状況ですが、その中でも「彩音」が低いという結果が示されました。

 また黒い斑点の発生は冬季の乾燥にも影響され、低温に加えて干ばつが続くと出やすくなります。防除するには、冬場でも乾燥しにくい有機質に富んだ畑づくりと、午前中に適宜水やりすることが効果的です。不織布のベタがけも寒さよけになります。 月刊誌Q&A 野菜

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