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野菜に関するQ&A

ダイコンのトウ立ち対策を教えてください。何が原因でどうするのが一番効果的でしょうか。

ダイコンのトウ立ち対策を教えてください。何が原因でどうするのが一番効果的でしょうか。

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ダイコンのトウ立ち(抽苔)は種子春化型(シードプラントバーナリゼーション)といって、種子が吸水し動き始めた時から低温に感応し、一定期間低温が続くと花芽が分化して花茎が伸び出す現象です。分化後は高温長日条件でトウ立ちが促進されます。この場合の低温は一般的に12℃以下を指し、特に敏感なのは5~7℃とされます。トウ立ちすると花の方に養分がとられ、根が太らなくなったり、太ってもス入りが早くなります。対策として、3点ほど挙げられます。

① トウ立ちしにくい(花芽のできにくい)晩抽性の品種を選びます。

  例えば「トップランナー」「三太郎」「桜風」「つや風」「藤風」「大師」などを利用します。

② 無理な早まきを避け、品種にあったタネまき適期を守りましょう。

③ 離(脱)春化作用(ディバーナリゼーション)を活用します。

 春化は夜間の低温にあうと進みますが、日中に高温であれば夜間の低温の影響が打ち消されます。これを離(脱)春化作用といいます。連日4~6時間以上、日中に20℃以上の高温を確保するようにします。

 タネまき前にはマルチを張って地温を上げ、発芽から生育初期にはビニールトンネルをかけて、昼間の温度を高めに保つことが有効です。なお高温になりすぎないよう、換気にも注意しましょう。 月刊誌Q&A 野菜

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