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花に関するQ&A

グロリオサやサンダーソニアの芽が出ません。球根がかたいままです。何が原因でしょうか。

グロリオサやサンダーソニアの芽が出ません。球根がかたいままです。何が原因でしょうか。

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グロリオサは熱帯原産の半耐寒性のユリ科植物です。球根(塊茎)は5~7㎝の細長い棒状で二またに分かれ、先端部に1カ所ずつ芽の出る生長点があります。

 高温を好む植物なので、植え付けは4月下旬~5月中に行います。芽が動き出すのに3~4週間、地上部に芽が出るのはその後1週間以上かかります。なお、早くに植えたい時や発芽時期を揃えたい時、生長点が確認しにくいものなどは、芽出し(催芽処理)をしてから植え付けます。芽出しする場合は、湿らせたバーミキュライトの中に球根を横向きに植え(伏せ)て、室内に置き芽を出させます。3~4週間後に芽が出れば球根を横にして5~6㎝の深さに植えます。

 球根がかたいままで発芽してこないのは、次のような原因が考えられます。

①4月のまだ寒い時期に植えた場合は、発芽まで1カ月以上かかりますので、もう少し待ってみましょう。

② 球根の芽の出る部分は先端部の1カ所しかないため、その部分が損傷していたら芽が出ることはありません。

③ 自家生産で掘り上げた球根は通常、休眠中の状態なので、休眠を破って(休眠打破)植えないと発芽しません。そのため約10℃の温度に60日間あわせる低温処理が必要です。10℃程度で保管すると問題ないものの、15℃以上の高温や7~8℃以下の低温で保管すると、このような処理が必要です。この場合、生育適温になり湿度もあれば芽が動き出します。

 ただし、種苗会社で販売している球根は、適切な条件下で保管(処理)しているので低温処理は不要です。

 サンダーソニアはグロリオサと同じく熱帯原産のユリ科植物(イヌサフラン科に分類されることもある)で、性質や形状などがよく似ていますので、同じような原因によるものでしょう。 月刊誌Q&A 花

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