お盆やお彼岸にアスターと百日草(ジニア)を咲かせたいと考えています。一般地ではいつごろタネをまくのが適当ですか。
お盆やお彼岸にアスターと百日草(ジニア)を咲かせたいと考えています。一般地ではいつごろタネをまくのが適当ですか。
アスターの発芽適温は約20℃で、タネまき後110~120日で開花します。8月中旬に開花させるには4月中旬、9月中旬に開花させるには5月中旬にタネをまきます。
タネまきはプラグトレイや播種箱を用います。用土は清潔で通気性のよいものが必要で「タキイたねまき培土」などの播種専用培土を用いるとよいでしょう。タネまき後の水やりは過湿にならないように注意し、用土が少し乾いた状態になるまで与えません。本葉が2枚くらいになれば2 ・5号ポットなどに仮植えし、本葉6~7枚で定植します。この時、株の根が切れて傷つくと立枯病などが出やすいので、ていねいに取り扱います。極端に乾燥する場所は避け、日当たりと排水のよい場所に植え付けます。アスターは、連作を非常に嫌うので5~6年以上は同じ場所では作らないよう、特に注意します。
百日草も日当たりと排水のよい場所を好む花です。タネまき・育苗も容易で暑さや乾燥にも強い方で、開花期間も長く次々と開花してきます。百日草の発芽適温は約20℃、生育適温も同じく約20℃といわれており、播種期と開花時期については、アスターに準じればよいでしょう。肥料切れのないようにすると、次々と大きな花を咲かせてくれます。
摘芯や摘蕾をすると開花をずらすことが可能で、早くから花が咲いているものは、8月の中旬以降に切り戻すと秋にもよい花を咲かせてくれます。