暖かくなってきたのにバラが芽吹きません。冬の寒さで枯れてしまったのでしょうか。
暖かくなってきたのにバラが芽吹きません。冬の寒さで枯れてしまったのでしょうか。
春の芽吹きがない、あるいは遅れるということでは次のような原因が考えられます。
① 苗の乾燥…苗を掘り上げてから出荷、流通までの段階や購入後、植え付けまでの間に乾燥させてしまっていた場合です。特に裸苗(根巻き苗)を乾燥させるとダメージが大きいです。また、庭植えならば冬にはほとんど水をやらなくて済みますが、鉢植えのものは時々水やりが必要で、乾燥しすぎると春に弱りが出てきます。
② 寒さ…バラは寒さには強い方ですが、異常寒波が続き幹が凍結すると、細い枝や芽が枯れることがあります。また、土壌が凍結した時、特に鉢植えで鉢土すべてが凍結してしまった場合には春の生長が悪く、芽吹きも遅れます。
③ 虫害…コガネムシ類の幼虫に根を食害されることがあります。特に鉢植えでは、数匹いるだけでも白い根が食い尽くされてしまう時もあります。こうなれば春になってもなかなか芽が出てこないか、状態によっては枯れます。夏にコガネムシの飛来・食害がよくあるなら、虫害を疑ってください。バラは用土に有機質を多く入れるので発生しやすいです。株を持って揺すってみてグラグラするようであれば、その可能性が大きいので、確認し防除しましょう。