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野菜に関するQ&A

カボチャを栽培し8月に収穫したのですが、すぐに腐ってしまいました。冬至用にカボチャを楽しむには特別に栽培しないといけないのでしょうか。

カボチャを栽培し8月に収穫したのですが、すぐに腐ってしまいました。冬至用にカボチャを楽しむには特別に栽培しないといけないのでしょうか。

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8月に収穫したカボチャを冬至まで保存するには、低温貯蔵する必要があります。普通には遅まき栽培(抑制栽培)の作型で栽培します。8月上中旬にタネをまき、品種も夏まき用の‘えびす’‘ほっこり133 ’‘ほっこりえびす’を選びます。ポットに2粒ずつまき、高温期なので寒冷紗などで日光を遮って育て、子葉が開いてきたら1ポット1本に間引きます。

 高温期で草勢は強いため元肥は控えぎみとし、1㎡当たり成分量でチッソ6~8g、リン酸12g、カリ8gとします。本葉1枚で定植しますが、定植前日に畑とポット苗に水やりをしておき、当日は午後3時過ぎに定植し、その後十分に水やりします。活着までベタがけをしたり水やりをして、しおれないように気をつけましょう。

 生育期間が短いので、親づる1本仕立てで1果どりとします。10~15節に着果させるようにし、着果節までのわき芽と9節までの雌花はとります。着果を確実にするため、当日咲いた雄花と雌花を選び、晴天日の午前9時ごろまでに人工授粉をします。

 果実肥大期には気温が低下してくるため、果実がこぶし大になれば1㎡当たり成分量でチッソ約3gの追肥をします。生育適温は25~30℃と高温なので、これ以下になれば寒冷紗または不織布などで寒さ対策をします。人工授粉後2カ月たった11月ごろが収穫期で、果柄部がコルク化したころが目安です。果柄部に縦方向だけでなく、横方向にもヒビが入るのが適期です。

 収穫後は10日ほど冷暗所に置き、切り口を乾かして腐りを防ぐ「キュアリング」を行います。この間に甘みがさらに増します。 月刊誌Q&A 野菜

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