タキイネット通販TOP > Q&A > 野菜に関するQ&A > エンドウの発芽がうまくいきません。ポイントを教えてください。
タキイネット通販TOP > Q&A > 野菜に関するQ&A > エンドウの発芽がうまくいきません。ポイントを教えてください。
野菜に関するQ&A

エンドウの発芽がうまくいきません。ポイントを教えてください。

エンドウの発芽がうまくいきません。ポイントを教えてください。

FacebookTwitterLine

エンドウは、タネまきの時期が早くても遅くてもうまく育たないので、時期を守ることが重要です。中間地は10月中旬~11月上旬、冷涼地は3月ごろが播種適期です。芽が出ないのは発芽しなかったか、発芽しても土中で腐った可能性があります。発芽適温は15~25℃で、早まきしても気温が33℃以上の高温では発芽しません。遅まきすると発芽は遅れますが、0~4℃でも発芽はします。

 土壌の過湿に弱く、排水不良だと発芽したタネも腐ります。水のやりすぎで畝間に水がたまったり、排水不良の粘土質土壌にタネをまいていませんか?適度な土壌水分を保ち、覆土が厚くならないようにします。堆肥を入れてよく耕うんし、通気性と排水性のよい土にしましょう。過湿以外に乾燥にも弱いため、タネまき後に土を乾燥させると、一旦発芽しても芽が枯れます。土壌の乾燥を防ぐにはマルチや敷きわらをしましょう。なお一般に直まきしますが、ポットによい土を入れて育苗すれば、発芽は安定します。

 マメ類でも小粒のクローバーなどのタネは種皮がかたく吸水が悪いため、水に浸漬してからまきます。しかしエンドウなど大粒のタネでは水に浸漬すると、かえって発芽を悪くします。トマトなどの有胚乳種子と違い、マメ類のタネは胚乳がほとんどなく、子葉が大きく発達した無胚乳種子です。急激に吸水すると子葉に亀裂が起こり、発芽が悪くなります。土中でゆっくりと吸水させれば、発芽に支障はありません。そこでタネまき後、土壌に十分に水やりをしてください。 月刊誌Q&A 野菜

ページトップへ