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野菜に関するQ&A

タマネギのべと病の防止策を教えてください。

タマネギのべと病の防止策を教えてください。

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べと病はかびの一種で、病原菌は土壌中で10年以上も生存します。発病タイプには、全身感染型と二次感染型の2種類があります。前者は秋に感染して、春に発病します。後者は春秋に発生して、被害葉はやがて枯死します。

 ベと病の発生畑では、病原菌を残さないように努めます。そのため農薬散布と共に、発病株をできるだけ早く見つけて抜き取り、焼却処分します。タマネギのべと病はネギやワケギにも発生するので、それらの発病株が畑の周辺にもないか注意しましょう。

 育苗する際に、発病しないように努めます。そのため前作にタマネギのない畑を選び、7月の高温時に30日以上、畝の谷部の両端を土でせき止めて水張りをします。次いで8月上旬にせき止めた土を取り、水抜きをして元肥を入れ、ビニールを張り太陽熱消毒を約20日間します。過湿ではベと病が発生しやすいので、苗床用に高畝を立てます。畝を整地してタネをまきます。

 前作にタマネギのない畑を選び、定植します。定植後11~12月の気温が高くて雨が多いと、ベと病にかかりやすいので薬剤防除をします。降雨による畝面からのはね返りで伝染するので、マルチをしておきます。ベと病の兆候を見つけたら、直ちに抜き取り薬剤散布をします。春には発生が多くなりやすいので、雨が降りそうな場合、前日までに薬剤防除をします。適正な使用では農薬残留の心配はありません。農薬については、最新のものを園芸店などで確認してください。 月刊誌Q&A 野菜

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