タキイネット通販TOP > Q&A > 花に関するQ&A > 6月にハボタンのタネが送られてきました。すぐにまきたいのですが大丈夫でしょうか?
タキイネット通販TOP > Q&A > 花に関するQ&A > 6月にハボタンのタネが送られてきました。すぐにまきたいのですが大丈夫でしょうか?
花に関するQ&A

6月にハボタンのタネが送られてきました。すぐにまきたいのですが大丈夫でしょうか?

6月にハボタンのタネが送られてきました。すぐにまきたいのですが大丈夫でしょうか?

FacebookTwitterLine

ハボタンの原種はヨーロッパ西南部の海岸地帯に分布し、古くより薬草として用いられてきたヤセイカンランです。後にキャベツやケールなどの食用に改良され、ハボタンはその中のケールが観賞用に改良されたものです。

 一般的な温暖地で6月にタネをまくと、腰高の大株になるだけでなく育苗期間が長くなります。すると育苗中の病害虫対策などの手間が増えてしまいます。株の充実や、観賞期の色付きなどを考えると、一般的には7月中旬~8月上旬がタネまきの適期です。寒地では寒くなる前に株を充実させることが必要で、6月下旬ごろからが適期です。タネまき適期のうち早い時期にまくと草丈が高く大株となり、遅くまくとコンパクトになります。このようにまき時をずらすことで立体的な花壇の寄せ植えも楽しめます。

 タネまき時期が暑さの最も厳しい時期と重なることもあり、用土の乾燥や高温への対策が必要です。高温期は病気も出やすいため、タネまき用土は新しいものを使い、小粒の赤玉土と腐葉土を半々程度に混合します。セルトレイなら1枠に1粒ずつ、育苗箱なら5㎝間隔で1粒ずつ条まきにし、タネが隠れる3~4㎜程度に薄く覆土します。厚く覆土すると発芽率は低下します。

 タネまき後は、風通しのよい半日陰で水切れしないように管理します。コンクリートの上や西日が当たる場所は避けましょう。2~3日で発芽するので、発芽が揃えば徒長を防ぐため日光が当たる場所に移動します。本葉が3~4枚になったら鉢上げし、その後鉢替えを繰り返し、株を充実させていきます。 月刊誌Q&A 花

ページトップへ