スイレンの花が咲きません。花つきをよくするには、どうすればよいでしょうか。
スイレンの花が咲きません。花つきをよくするには、どうすればよいでしょうか。
どのような栽培環境かは分かりませんが、一般的にスイレンの花が咲かない第一の要因は、日当たりが悪いことが考えられます。スイレンは日光が大好きな植物です。少なくとも半日以上は日光が当たる場所で管理してください。置き場の環境だけでなく、葉がスイレン鉢の水面を覆い隠していないでしょうか?株元まで日光が当たらなければ花芽はつきません。生育期には次々と葉が出てくるので、古い葉から間引きましょう。水がひどく濁ったり、株を深く沈めすぎている場合も同様に、日当たり不良の環境となります。スイレンの水深の目安は10~15㎝なので、深すぎる場合はスイレン鉢の底にレンガを置くなどして水深を調整してください。
次に考えられるのは根づまりです。スイレンに限らず、花つきが悪くなる原因の一つです。家庭では小さめのスイレン鉢で栽培することが多く、1年で根づまりしてしまいます。これを防ぐには毎年植え替えて鉢増しをするか、根を整理してコンパクトにして植え替えるか、株分けをしましょう。
さらに肥料不足も花つきが悪くなる原因となります。まず、4月ごろに植え替える時、固形の発酵油かすや水生植物用の肥料を根に当たらないよう土の中に施します。その後も2カ月に1回程度、前述の肥料を同様に株元から離して埋めます。ただし、肥料過多にしたり、花が終わった9月以降に施したりすると、肥料負けを起こし逆効果です。
もう一度、栽培環境を振り返ってみましょう。