年々ツツジの花つきが悪くなってきました。どうしてでしょうか。
年々ツツジの花つきが悪くなってきました。どうしてでしょうか。
ツツジは、ツツジ科ツツジ属の植物の総称ですが、一般的にはサツキを除く、半常緑性のヤマツツジの仲間を指す名称として使われています。さらに、落葉性のレンゲツツジや常緑性のヒカゲツツジなどを加える場合もあります。ヤマツツジの仲間はアジア東部に分布しており、日本には17種ほどが自生しています。一般に栽培されているツツジは、日本に自生する野生種をもとに改良されており、栽培は比較的容易です。ツツジの語源については諸説あり、花形が筒状であることから「筒咲き」が変化したともいわれています。
では、花つきが悪くなってきた原因についてチェックしていきましょう。
① 剪定時期:ツツジの花芽は、花が咲き終わるとすぐに形成されます。時間がたってから剪定を行うと、せっかくできた花芽も一緒に切ってしまうことになります。ツツジの剪定は花が咲き終わったら早めに行ってください。株の大きさを維持する場合は、一回り小さくなる程度を目安に剪定しましょう。
② 日光不足:ツツジは日当たりを好むので、日光不足になると花つきが悪くなります。年々花つきが悪くなることから推測すると、ツツジの周辺にある木々が成長し、日が当たりにくくなっていませんか。鉢植えの場合は、日当たりのよい場所に移動させ、地植えの場合は、周辺の木々を剪定するなどして、日光不足の改善を図ってください。
③ 肥料:ツツジは生命力が強く、肥料を与えなくても枯れることはまずありません。ただし、栄養不足になると花の数が減っていきます。反対に肥料をたくさん与えすぎても、かえって逆効果で花の数を減らしてしまいます。日頃の管理を思い返し、土壌が適正な状態となるよう努めましょう。
以上、心当たりの点を改善し、多くの花を咲かせてください。