芝生・緑肥
気候から正しく選ぶ 家庭向け芝生の種類・品種
気候から正しく選ぶ 家庭向け芝生の種類・品種
筆者:編集室
2016/04/01
家庭で芝生を作る場合、品種選びで最も重要なものは温度です。芝草は種類や品種によって温度に対する反応が異なります。北海道から沖縄県まで気候がそれぞれに異なる日本では、一つの芝草の種類や品種では全国をカバーできません。まず、高温下ではよく生育するが、低温下では地上部や全体が枯死するものを暖地型芝草、または夏芝といいます。反対に、比較的低温下ではよく生育するが、高温下では生育が弱り、時には枯死するものを寒地型芝草、または冬芝といいます。これらの両者が共存する所は芝草の移行地帯(トランジッション・ゾーン)といい、両者ともある程度の成績はあがりますが、どちらも満点というわけにはいきません。芝生はもともと長期にわたって使用するため、長年の気候の変化を考えて、その高低両極端の温度に耐える安全な芝草を選ぶことが大切です。
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