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藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 エンドウ&ソラマメ

藤田智直伝!家庭菜園基本のキホン! プランター菜園 エンドウ&ソラマメ

筆者:藤田智
2011/06/01
エンドウとソラマメは、秋にまいて冬越しし、春から初夏に収穫するマメ科の野菜です。日本に伝わったのは、ソラマメが1200年以上昔なのに対し、エンドウは明治になってから。しかし、広まったのはともに明治時代で、優良品種の導入をきっかけに多くの地域で食べられるようになりました。たんぱく質やビタミンが豊富な、栄養的にも優れた作物です。あっという間に鮮度が落ちるマメ類は、身近なプランターで栽培するのにぴったり。土が酸性にならないよう注意し、初夏の薫りただよう新鮮なマメを、思う存分味わいましょう。エチオピアから中央アジア、中近東が原産地のエンドウは、マメ科の越冬野菜です。学名はPisum sativum、英名はpea、和名が豌豆となります。日本へは明治初年にもたらされ、明治中期に‘ウスイ(碓井)’が導入されて、急激に広がりました。マメ類の中では寒さに強く、生育適温は15~20℃と低温を好みます。たんぱく質、ビタミンA、ビタミンCが豊富な緑黄色野菜です。一方、ソラマメは西南アジアから北アフリカが原産です。旬の期間が短く、「おいしいのは3日だけ」といわれるほど鮮度が早く低下します。豊富なたんぱく質のほか、ビタミンB群、ビタミンCと、ミネラルの中では特に鉄分を多く含みます。マメ科に属し、学名はVicia faba、英名はbroad bean、和名は蚕豆または空豆です。日本へは1250年前の天平年間に伝わったとされますが、広まったのは明治時代に欧米の優良品種が導入されてからです。生育適温は16~20℃で、エンドウより耐寒性と耐暑性に劣るため、栽培は温帯南部の地域に限られます。日本でも、本来は関西以西の秋まき栽培が主流でしたが、近年では産地が関東から東北にまで広がっています。ともに酸性土壌に弱く、自家製培養土は、石灰による酸度調整が必須です。

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