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ハツユキカズラの葉の緑が強くなり、斑がなくなってしまいました。どうしたらまた斑を出すことができますか?

ハツユキカズラの葉の緑が強くなり、斑がなくなってしまいました。どうしたらまた斑を出すことができますか?

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ハツユキカズラは、キョウチクトウ科の、つる性木本テイカカズラの斑入り種です。斑が現れるのは若い葉に限られ、つるの先端に近いほど、全葉が真っ白やピンクを帯びるなど鮮明となり、この部分には葉緑素の存在は見受けられません。従って、美しく彩られる部分は葉としての活動はなく、下部にある健全な緑葉の光合成によって生育が保たれています。

 全葉が白いままですと、やがて損傷して枯れます。緑の散斑が現われ、しだいに緑が増えることで生長が続きますが、本種の特長である白斑は消滅します。美しい斑入り葉を出させるには若い新梢の生長が前提となります。

 緑葉ばかりになった株は、春の芽出しの前、2月中下旬に切り戻しを行い、元気に伸びる新芽の発生を促します。また、同時に液肥などを与えます。

 テイカカズラは、元来日陰地でもよく生育する植物として知られますが、ハツユキカズラは、正常な緑葉部が十分に光合成を行える日当たりのよい場所が向き、日陰ではきれいな斑は出なくなります。

 また、古くなった株は挿し木による更新も必要です。接し木は5~8月の間が最も適しており、先端に近い白い葉の部分は切り除き、その下6㎝内外の挿し穂を揃え、小粒の鹿沼土やバーミキュライトに挿します。発根後はできるだけ腐植質に富む肥えた土に植え、乾きすぎないように注意して育苗します。耐寒性は強く、耐暑性もありますが、葉を美しく保つためには、盛夏期の強い直射日光は避ける方が安全です。 月刊誌Q&A 花

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