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花に関するQ&A

クレマチスの草姿を整えるために、剪定を行いたいのですが、どのように行えばよいのでしょうか?時期や方法を教えてください。

クレマチスの草姿を整えるために、剪定を行いたいのですが、どのように行えばよいのでしょうか?時期や方法を教えてください。

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剪定の目的は、草姿を整えると同時に、よい花をたくさんつけるように仕向けることでもあります。クレマチスの種類は多く、種類、系統によって、形態や性質が異なり、開花の習性にも違いがあります。また垣根に添わせてつくる場合や鉢植えの場合など、栽培様式によっても剪定の仕方は異なります。そこで、今回は一般的な園芸品種で、1年以上持ち越しの鉢植えのクレマチスを対象として回答します。

 一般的に多く栽培される種類の性状は、中~大輪で四季咲き性をもち、冬に一部の茎は枯れますが、大部分は生き残り、春に葉腋の箇所(節)にある芽を伸ばします。また、地下や地際にある芽が発芽して生長するものもあります。春の一番花は、越冬した茎の節から出た芽が4~5節伸びて開花し、地際からの芽は少し遅れて伸び、7~10節で花がつきます。花期は5~10月で、その間にできるだけ多くの花を咲かせるため、剪定は休眠期の冬と生育期の花後にも行います。

●冬の剪定

 冬季生育が休止している間に行いますが、芽の活動が始まる少し前の2月下旬ごろが最も適しています。茎の太さはマッチ棒くらいですが、節には芽がはっきり見てとれるはずです。できるだけ太った芽を残すことが大切で、そのことを念頭において、茎の全長の約3分の1を残すように切ります。また、形よく育てるためには支柱は欠かせません。支柱の取り換えや新設もこの時に行います。

●花後の剪定

 花後をそのままにしておくと、タネができて生育は停滞します。再びよい芽を出させるため、花後はすぐに切り戻し剪定を行いますが、1回目の花は3~4節を残して切ります。5~6週間後に再び開花し、2回目の花後も同じ要領で剪定を繰り返すと、秋までに2~3回咲かせることができます。茎が多すぎて絡み合う場合は、そのつど間引き剪定を行い、余分な茎を切り除き、全体を透かせて空間を確保することも大切です。茎の伸長に従って支柱に誘引しますが、巻きつけることはせず、斜めに添わせるなど茎を傷めないように固定して形を整えます。 月刊誌Q&A 花

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