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カラジュームを室内で育てていたのですが、葉の模様がぼやけてきて株も軟弱な様子です。どうすればよいでしょうか?

カラジュームを室内で育てていたのですが、葉の模様がぼやけてきて株も軟弱な様子です。どうすればよいでしょうか?

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カラジューム属は南米原産サトイモ科の熱帯植物で、塊茎によって繁殖するところから、園芸的には春植え球根として扱われます。

 生育適温は30℃前後と球根の中では最も高温性の部類に入り、‘キャンディダム’や‘ローズバット’などの主だった品種はファンシーリーフ系で、ハート形あるいは卵形の大きい葉身に長い葉柄が特徴です。優美な草姿とさわやかな色彩が観葉植物として人気があります。

 その一方、葉や葉柄は強靱さが劣り、高温の下で日照不足になると軟弱となり、色彩の鮮明さが失われることになります。夏場の強烈な直射日光に当てることは葉やけの原因となりますが、栽培初期から強い日差しは避けながらも、朝夕などにはできるだけ陽光に当て、強く締まった株に育てます。

 カラジュームの園芸種は、ファンシーリーフ系のほかにストラップリーフ系があり、前者は大きい葉が長い柄に盾状につき、縦方向に茂るのに対し、後者の‘ホワイトウイング’‘ロザリオ’などの品種は、葉はやや細長く先が尖る矢じり形で、横張り気味に広がって生長するのが特徴です。風雨や真夏の陽光にも強いので、戸外での栽培に向きます。また、その形態からつり鉢にも好適です。

 家庭での植え付けは気温が20℃以上に安定する5月中旬ごろがよく、温度が不足すると球根が腐ることもあります。

 カラジュームの観賞価値は、芽立ちが多く葉がたくさん発生したものが美観のうえで勝ります。植え付けの際に塊茎の頂芽(中心の大きな芽)をかき取ることで、側芽や不定芽の発生を促すことになり、葉数の多い株を育てることができます。 月刊誌Q&A 花

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