タキイネット通販TOP > Q&A > 花に関するQ&A > キキョウの花が咲き終わり、現在、実がついています。花が咲き終わった後に切り戻せば、もう一度花が咲くと聞きました。その方法を教えてください。
タキイネット通販TOP > Q&A > 花に関するQ&A > キキョウの花が咲き終わり、現在、実がついています。花が咲き終わった後に切り戻せば、もう一度花が咲くと聞きました。その方法を教えてください。
花に関するQ&A

キキョウの花が咲き終わり、現在、実がついています。花が咲き終わった後に切り戻せば、もう一度花が咲くと聞きました。その方法を教えてください。

キキョウの花が咲き終わり、現在、実がついています。花が咲き終わった後に切り戻せば、もう一度花が咲くと聞きました。その方法を教えてください。

FacebookTwitterLine

キキョウは切り戻しにより、再び花を咲かせることができます。時期的に早期に咲く品種が二度咲きに向いていて、花後できるだけ早めに切り戻し、側枝を出させて育てるのがポイントです。

 古くから秋の七草の一つとして親しまれてきたキキョウは、日本では秋を感じる風情のある花ですが、実際は初夏から開花が始まり、夏に盛りを迎えます。冬季は地上部が枯れて、根のみが越冬する典型的な宿根草で、生育適温は23℃前後といわれています。春、地上に芽を出すと、茎葉は病害虫におかされることもなく生長し、草丈は50~100㎝と比較的高性となります。

 早咲き種は6月上旬、一般的には6月下旬~7月に、茎頂で1番花が開きます。一茎に数花をつけるのが普通で、続いて下位の短い花茎に次々と花が咲きます。花はそのまま放置すると子房(実)が膨らんでタネができ、その茎からは側枝を出すことはありません。

 もう一度花を咲かせたい場合は、1番花に続く花が終わったら、直ちに株元から3~4節の位置で切り戻します。その後は少量の化成肥料か液肥を施すのがよく、また、乾き過ぎないよう注意し、必要に応じて潅水して側枝の発生を促します。ただし、切り戻した後に伸びだす茎(側枝)はやや細めで、切り戻し前の茎に比べると、強さの点で劣ることは否めません。

 直立させて育てるには支柱が必要です。茎頂に蕾がつくまでに篠竹など適当な太さの支柱を立てて茎に添わせます。

 また、キキョウは強健な宿根草ですが、根はネコブセンチュウやネマトーダの寄生を受けやすく、年数を経過したネマトーダの被害株では、切り戻しによる二度咲きは期待できません。2年ごとに実生一年生の苗を植えるなど、早めに株の更新を図るのが良策です。 月刊誌Q&A 花

ページトップへ