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花に関するQ&A

鉢植えの‘ゴールドクレスト’が茶色く枯れてきています。どうしたら復活させることができるでしょうか?

鉢植えの‘ゴールドクレスト’が茶色く枯れてきています。どうしたら復活させることができるでしょうか?

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‘ゴールドクレスト’は、北アメリカ大平洋側の一部に原産する、モントレーイトスギを母種とし、ヨーロッパで改良された品種です。葉色は黄緑色で美しく、円錐形の整った樹形に育つので、鉢植えの観葉植物として室内や戸外でよく利用されています。新葉の発生後が最も美しく、気温の高い夏にやや色があせ、秋以降は濃く黄金色になります。

 性質は強い方ですが、ご質問のような状態になることもよく見受けられます。枯れる原因の第一は水不足によるものです。鉢土の乾きには弱く、水やりを忘れて一時的にでもひどく乾燥させると葉は生気なく垂れ、葉色も悪くなります。その後、いくら水を与えても回復せず、茶色く変色した場合は枯死は免れません。水切れしないように管理することが大切です。

 また、根づまりも水不足を招きやすいため、2年に一度は春に鉢替えを行います。一回り大きい鉢を準備し、用土は赤玉土7に対してピートモス3程度の配合土を用います。鉢底はゴロ土よりもつぶれにくい軽石礫を使用するなど、水はけにも配慮します。水不足とは逆に排水不良も、根づまり以上に根にダメージを与え、樹全体を衰弱させます。健全な生育を維持するためには、排水よく、しかも水切れさせないことが大切です。‘ゴールドクレスト’は肥培する方が生育がよく、品質が高まります。鉢植えでは水やりによる肥料分の流亡も考慮し、10日に1回くらい薄い液肥を与えます。

 年数を経た鉢植えでは、下部のみが部分的に枯れることがあります。小枝や古葉が混み合い、蒸れる原因となり、結果的に枯れ込む場合が多いので、枝の内側に残る古葉は早めに取り除き、風通しをよくすることも大切です。裾枯れ部分は再生不能と考え、主幹の現れたスッキリした樹形に仕立て直すのが得策です。 月刊誌Q&A 花

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