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花に関するQ&A

ホトトギスは、初夏まではきれいに育ってくれるのですが、開花期になると下葉が枯れるので、葉が汚くなってしまいます。きれいに育てるにはどうしたらよいのでしょうか?

ホトトギスは、初夏まではきれいに育ってくれるのですが、開花期になると下葉が枯れるので、葉が汚くなってしまいます。きれいに育てるにはどうしたらよいのでしょうか?

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現在、山野草の趣味家に普及しているホトトギスは、日本原産の各種をはじめ、タイワンホトトギスなど、さらに古くから交配や選抜が行われたため、園芸種など多くの種類があります。

 種類により栽培の難易もそれぞれ異なり、葉が枯れる性質も種別に差があります。

 葉が傷み汚くなるのを葉枯れ、または葉焼けと呼んでいます。ジョウロウホトトギスの類やキバナノツキヌキホトトギスなど、渓谷の湿潤な岩壁などに自生するタイプの種類は、夏季の高温乾燥と強い日差しに弱く、葉焼けを起こします。以上の2種のように、概して黄花系にその傾向があります。一方、紫白系グループのホトトギスであるヤマジノホトトギス、ヤマホトトギスや交配種などは比較的栽培が容易で、葉焼けをさせずに花を見ることができます。

 鉢栽培では、毎年必ず新しい用土で植え替えることが大切で、植え放しは根詰まりを招き、それが葉焼けの素因となります。

 植え替え時期は休眠が明ける直前、3月上旬~下旬が適期です。用土は水はけと通気がよく、しかも適湿を保ちやすいものを選びます。一例として、赤玉土4に軽石砂4、腐葉土2の配合土などを用います。

 鉢は5~6号の中鉢に3芽植えが適当で、ジョウロウホトトギスなど下垂するタイプは5~6号の深鉢を使用します。

 栽培環境は、湿度が多めの半日陰地が向き、春から初夏までの管理は、午前中は日光に当て、午後は日陰にすることができれば好適です。梅雨明け以降は、日差しと乾燥に注意して、できるだけ涼しくする工夫を心掛けます。例えば、鉢は台の上に置き、台の下には人工芝などを敷いて散水し、気温の上昇を防ぐなどして管理します。

 施肥は、植え付け後、固形の有機肥料を鉢の周囲に置き肥します。春から初夏にかけては、薄い液肥の追肥や葉面散布肥料を併用すると、株の充実に効果があります。

 水やりは、排水良好な用土の場合、春の芽出しのころは多めに与える方がよく、その後も鉢土の表面が乾くと直ちにたっぷり与えます。水切れは絶対起こしてはいけません。また、乾燥する時は葉水をやるのも葉焼け防止に有効です。 月刊誌Q&A 花

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