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花に関するQ&A

昨日まで元気だったシクラメンが、1日たつと急に萎れてしまいました。どうしたら、再び元気になるのでしょうか?

昨日まで元気だったシクラメンが、1日たつと急に萎れてしまいました。どうしたら、再び元気になるのでしょうか?

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シクラメンの鉢物が急に萎れた原因として、一番に考えられるのが水切れです。

 その時は直ちに適切な吸水をさせることで、元気を取り戻すことができます。

 また、何らかの原因で以前から根が弱っていたところに、鉢の置かれていた場所で環境の急変などにあい、それに対応できずに萎れる場合もあります。

①水切れの場合

 現在、鉢物として出回っているシクラメンは、生産の段階で底面給水法で育てられたものが多くなりました。普通鉢で栽培された株と比較して、底面給水鉢で栽培された株は、用土が乾き過ぎると水差しなどで給水しても簡単に吸水せず、水を含みにくい傾向にあります。

 鉢土がひどく乾いた場合は、萎れた鉢全体を新聞紙で取り巻くようにくるみ、水を入れたバケツなどに鉢の2分の1がつかるくらい入れ、2~3時間おいてゆっくり吸水させます。これにより葉や花は十分に潤い、ぐったりと垂れていた葉柄や花梗は元気を取り戻します。

 一度萎れた株は葉がばらけて乱れてしまうため、花梗を中心に寄せるとともに葉組みを整えます。

 ②根の異状と環境の急変による場合

 根が生き生きと養水分を吸収する働きをするためには、空気(酸素)が十分に供給されることが必要です。つまり、土は通気と排水のよいことが大切で、水やりが多すぎたり、水はけが悪いと大切な働きをする根毛が傷みます。根が弱った状態で、急な日差しによる暑さや空気湿度の著しい低下などの悪影響があると、葉からの蒸散量に根からの吸水が追いつかず、葉は急速に萎れてしまいます。

 しかし、根毛には再生機能がありますので、傷みの程度が軽い時は回復が可能です。直射日光を避け、気温は18℃くらいのやや涼しい場所へ移し、時間をかけて回復を待ちます。

 また、根の傷みは肥料あたりともいわれる濃度障害でも生じます。施肥の失敗は根腐れと呼ばれる回復不可能な状態に至ることが多く、肥料を与え過ぎないよう注意することが大切です。 月刊誌Q&A 花

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