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花に関するQ&A

ハボタンの葉色が、ぼけたようになっています。どうしてでしょうか。きれいな色を出す育て方を教えてください。

ハボタンの葉色が、ぼけたようになっています。どうしてでしょうか。きれいな色を出す育て方を教えてください。

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ハボタンの栽培は高温期の夏にタネをまきます。順調に生育すると秋に低温の下で発色が始まり、生育は本格的な冬に入る前に完成します。

 着色の良否は生育の後期(10月下旬ごろ)の気温と肥料の効き具合によって異なるといわれています。1日の平均気温が15℃、最低気温が10℃を下回ると、展葉前の未発達な新葉は急激に葉色に変化が生じるのです。

 白葉種では、クロロフィル(葉緑素)が急減します。また紅葉種では、アントシアン(紅色色素)が急増します。それにより、その後に展開する葉は品種のもつそれぞれの色が現れます。

 一方、低温になり、白または紅に発色が進んでいた葉が、その後の気温上昇で緑変することがあります。このような再緑化は発色と色上がりを非常に悪くします。

 ハボタンの生育については、肥料を多く施すと旺盛に生長します。特にチッソを多用すると青々と育ちますが、秋遅くまで肥効が続くと再緑化や発色不良を助長させることになります。

 期待する品種本来の色彩をうまく出現させるには、栽培初期からのチッソ、リン酸、カリのバランスが大切です。3要素を含んだ化成肥料や液体肥料など、速効性があり肥効が長く残らないタイプのものを、生育状態を見ながら追肥を主として与えましょう。秋になると肥料が切れるような肥培管理が最良です。

 温度については気温の下がるのを待つ以外に方法はありません。温度が下がるようにと遮光をしたり、容器栽培の場合に日陰へ移すのは禁物で、必ず日当たりのよい所で栽培することが大切です。 月刊誌Q&A 花

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