タキイネット通販TOP > Q&A > 野菜に関するQ&A > ハクサイを育てていたのですが、外葉の付け根部分が褐変してきました。何かの病気でしょうか。
タキイネット通販TOP > Q&A > 野菜に関するQ&A > ハクサイを育てていたのですが、外葉の付け根部分が褐変してきました。何かの病気でしょうか。
野菜に関するQ&A

ハクサイを育てていたのですが、外葉の付け根部分が褐変してきました。何かの病気でしょうか。

ハクサイを育てていたのですが、外葉の付け根部分が褐変してきました。何かの病気でしょうか。

FacebookTwitterLine

木枯らしの吹く夜、一家団らんで1つの鍋を囲み暖かい夜を過ごすのも冬の風物詩です。また、昔は冬になると各家庭でおばあちゃんが漬ける自慢のハクサイの味は忘れられないものでした。

 ハクサイは皆さまに親しまれている野菜ですが、葉が何枚にも重なって結球するため、特に病害虫に侵されやすく防除に苦労します。

 ご質問の症状は土壌病害の1つで尻腐れ病です。最初は地面に接した葉の付け根部分に、1・5~4㎝大の楕円形、または不正形の淡黄色の病斑が出て、その後褐色に変わり腐ってへこみます。ひどくなると内葉まで腐りますが、軟腐病のような悪臭はありません。

 一種のかびですが、土壌伝染するので、アブラナ科野菜の連作を避けるとともに、発病が認められた畑にはガスタード微粒剤を、播種または定植21日前までに10㎡当たり200~300g散布し、土壌消毒します。しかし、土壌消毒は有用菌を殺すことにもつながります。積極的に薬剤を用いるのではなく、病気になる前に輪作や堆肥施用で土に力をつけ、株に健康な体力をつけることが肝要です。

 収穫後の病葉は地中深く埋めます。なお、発病地には石灰を施すとよいでしょう。 月刊誌Q&A 野菜

ページトップへ