タキイネット通販TOP > Q&A > 花に関するQ&A > チューリップが咲き終わり、掘り上げたところ、小さな球根がたくさんできていました。この球根を使って来年も花を咲かせることはできますか?
タキイネット通販TOP > Q&A > 花に関するQ&A > チューリップが咲き終わり、掘り上げたところ、小さな球根がたくさんできていました。この球根を使って来年も花を咲かせることはできますか?
花に関するQ&A

チューリップが咲き終わり、掘り上げたところ、小さな球根がたくさんできていました。この球根を使って来年も花を咲かせることはできますか?

チューリップが咲き終わり、掘り上げたところ、小さな球根がたくさんできていました。この球根を使って来年も花を咲かせることはできますか?

FacebookTwitterLine

チューリップは地中海沿岸地方の原産ですが、日本で最も知られている花の1つです。しかし、ほとんどの方がスイセンなどのほかの球根植物のように分球して繁殖させたりせずに、毎年新しい球根を購入しています。これには理由があります。

 チューリップは高温多湿に弱いため、南日本の暖地などでは、梅雨入りとともに葉が枯れてしまい、子球が十分に大きくならないのです。また、この環境では病害も多く発生し、球根が腐敗したり、ウイルス病にも侵されやすくなります。一方、環境の適した富山県や新潟県では以前から球根の生産が盛んです。

 ご質問についてですが、チューリップは大きい球根ほど、立派な花が咲きます。品種により差はありますが、一般的な品種では腰回りの直径が3㎝くらいの球根なら翌年もほぼ開花します。それ以下のものは開花しないものが多いので、大きくて病害のない球根を選別し、植え付けてください。小さい球根を養生して、開花球をとることもできますが、暖地の場合はおすすめできません。

 次の年にも開花球を多くとるためには、花が終わるとすぐ摘みとり、種子を結ばせないようにします。また肥料を十分に施すとともに、高温多湿を避け、できる限り葉を長持ちさせます。そうすると、母球から子球への栄養移動が十分に行われ、開花球が得られます。なお、原種に近いミニチューリップの品種の中には、開花球が案外簡単にとれ、殖えてゆくものもあります。 月刊誌Q&A 花

ページトップへ