観葉植物を育てているのですが、コバエが発生して困ります。発生を抑える方法はないのでしょうか?
観葉植物を育てているのですが、コバエが発生して困ります。発生を抑える方法はないのでしょうか?
コバエは小型のハエ類の総称で、ショウジョウバエやノミバエ、キノコバエ、ミバエ類など日本でも無数の種類が生息しているようです。中には植物の実や葉などに被害を与えるものもありますが、ご質問のような、観葉植物などの鉢植えに発生するものは、生きた植物には害を与えません。しかし、鉢の周辺などに集まって飛び交うとうっとうしく、また、非衛生的でもあります。特に部屋の中に置く植物の場合、一層不快感が募ります。
コバエの習性としては、有機物の分解したものに集まり、産卵します。そのため、油かすなどの有機質肥料を置き肥にすると、多数発生しますので、鉢土の中に深く埋め込むか、化成肥料のみを使用します。また、鉢土の中に腐葉土やピートモスなどが多く含まれていると発生の原因になるので、配合率を低くして土とよく混合してください。また、枯れ葉なども早めに取り除きます。
市販の鉢植えを購入した場合は、鉢土を多めにかき取って、新しい土で植え替えます。植え替えできない場合は、鉢土の表面を深めに取り除き、ハイドロボールなどで埋め戻しておくと、産卵を防げますし、見た目もきれいです。
現在発生しているコバエについては、市販されている不快害虫用のスプレーや粘着シートなどで駆除します。同時に家の周辺の清掃を心がけ、ゴミなどは密封するようにして、衛生的にすれば発生を抑えることができます。