タキイネット通販TOP > Q&A > 花に関するQ&A > 暖冬の影響なのか、バラの芽がもう伸びてきました。まだ冬季の剪定を行っていないのですが、剪定はせず、このまま生育させたほうがよいでしょうか?
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花に関するQ&A

暖冬の影響なのか、バラの芽がもう伸びてきました。まだ冬季の剪定を行っていないのですが、剪定はせず、このまま生育させたほうがよいでしょうか?

暖冬の影響なのか、バラの芽がもう伸びてきました。まだ冬季の剪定を行っていないのですが、剪定はせず、このまま生育させたほうがよいでしょうか?

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かつてはバラというと、ハイブリッドティーを中心とするモダンローズをイメージしましたが、ガーデニングブームとともにオールドローズのよさが見直されたり、またオールドローズの花形でモダンローズの性質を持つイングリッシュローズが導入されたりしたため、現在ではさまざまな系統のバラが流通し、栽培されています。

 ご質問にあるように、近年、都市部のヒートアイランド現象や、ひいては地球温暖化の影響なのか、暖冬が続き、冬になってもバラの葉がなかなか落ちなかったりします。さらに、軒下などの日だまりでは、バラの蕾や花の咲いている姿を見かけるようになりました。しかし、それらのバラをよく観察すると、蕾のまま開かないものや、開いてもやけに貧弱なものがほとんどであることに気づきます。

 ご質問では、冬季の剪定を行っていないのに芽が伸びてきたということですが、そのままおくよりも、やはり剪定することをおすすめします。バラの剪定は、通常、芽の出る前に行いますが、冬に出た芽は、寒の戻りの影響などで傷んでしまうことも多いため、気にせず剪定を行ってください。バラの習性として、側枝やシュートが発生すると、そこから先は衰えることが多く、花は貧弱になります。また、放任栽培すると、株が大きくなりすぎて下葉が枯れあがり、古いシュートは弱ったり枯れたりします。そのため、更新剪定をして若がえりを図ります。さらに、枝や葉への日当たりと通風による病害虫の予防も兼ねて、弱枝や老朽枝を取り除いたり、込み合う枝を間引いたりしながら樹形を整える必要があります。 月刊誌Q&A 花

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