花に関するQ&A
アサガオのタネをまいたのですが、発芽しません。どうしてでしょうか?
アサガオのタネをまいたのですが、発芽しません。どうしてでしょうか?
ご質問のアサガオのタネは栽培していたものからとったものでしょうか、それとも購入されたものでしょうか。アサガオのタネは硬実種子といい、種皮がかたくて厚く、なかなか水を吸わないので、そのままでは発芽率が低下します。購入されたタネの場合は発芽しやすく処理されているので必要ありませんが、それ以外では、播種前に種皮を紙やすりでこすったり、ナイフで傷をつけたりし、さらにぬるま湯に一晩浸けて、十分に水を吸わせてからまくとよいでしょう。また、アサガオは本来、熱帯原産の植物なので、気温が23℃を超えないと発芽しません。地方により異なりますが、タネまきは5月の連休ごろを目安にしましょう。覆土は1 . 5 ㎝より深くせず、発芽までまき床の土を乾かさないよう管理します。
なお、硬実種子は、もし一斉に発芽した場合、自然災害や、気象の変動などにより全滅するのを避けるため、徐々に発芽するように進化したものだと考えられています。