花に関するQ&A
ウメの枝や幹に1㎝程度の玉状のものがたくさんついています。どうすればよいでしょうか。
ウメの枝や幹に1㎝程度の玉状のものがたくさんついています。どうすればよいでしょうか。
この玉は俗に、「タマムシ」とか「スズメノタゴ」と呼ばれるイラガ類の繭です。この中にイラガのサナギが入っていますが、穴のあいたものは成虫になる時に食い破った後の古い殻なので中に虫はいません。
イラガ類には多くの種類があり、幼虫は6~7月、8~9月に現れる毒刺をもったケムシで、葉を食害する害虫です。人がこの幼虫に触れると電気ショックをうけたような激しい傷みを感じ、患部は赤く腫れ上がります。繭をこのままにしておくと、成虫となって産卵し、幼虫がウメの葉を食害するだけでなく、人間にも被害を与えるので、できるだけ早く繭を鎌などでかき落とすか、木槌などでたたき潰してください。また、発生初期に葉に群生する幼虫を見つけたら、葉ごと切り捨てましょう。散らばっている幼虫には粘着テープを使って捕殺する方法もあります。