タキイネット通販TOP > Q&A > 花に関するQ&A > バラの下葉が変色して落ちてしまいます。水やりはしっかり行っていますが、何が原因でしょうか。
タキイネット通販TOP > Q&A > 花に関するQ&A > バラの下葉が変色して落ちてしまいます。水やりはしっかり行っていますが、何が原因でしょうか。
花に関するQ&A

バラの下葉が変色して落ちてしまいます。水やりはしっかり行っていますが、何が原因でしょうか。

バラの下葉が変色して落ちてしまいます。水やりはしっかり行っていますが、何が原因でしょうか。

FacebookTwitterLine

原因は、バラの黒星病(黒点病、ブラックスポットともいう)による被害だと思われます。黒星病はバラの大敵で、うどんこ病とともにバラの二大病害といわれています。病原菌は、被害株の葉や茎や落葉で冬を越し、春になって茎が伸び出すとともに、主に雨で飛散します。

 うどんこ病と同じように、盛夏の高温期には一旦症状は止まるものの、秋になると再び広がります。そのため、梅雨や秋の長雨の時期に多発し、最初は葉に3㎜くらいの褐色~紫黒色の斑点が地面に近い葉から現われ、急速に上の方へ広がり、斑点も徐々に大きくなります。斑点の縁がギザギザになるのが特徴で、菌に侵された葉は黄変して、次々と落ちてしまいます。

 予防するには、密植せず株間を十分にとって、風通しと日当たりをよくし、施肥を控えめにすることです。冬季剪定は強く、早めに行い、残っている葉があれば必ず摘み取ります。耐病性の強い品種を選ぶのも1つの方法です。

 鉢植えの場合、雨が多い時は軒下などに移し、雨に当てないようにします。病気になった葉は発見次第摘み取り、株元は常に清潔にしておきます。

 生育中には、登録のある防除薬を使うとよいでしょう。 月刊誌Q&A 花

ページトップへ