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花に関するQ&A

秋植え球根は掘り上げないといけないが、春植え球根はその必要はないと聞きました。本当でしょうか?

秋植え球根は掘り上げないといけないが、春植え球根はその必要はないと聞きました。本当でしょうか?

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秋植え球根のほとんどは温帯域でしかも地中海型気候帯を原産とします。この気候帯の特徴は、夏の高温時に雨が降らないことです。そのため、秋から翌年の春まで生育して花をつけ、夏の高温乾燥期には休眠するように適応したのです。そんな環境とは正反対の雨の多い日本の夏に、球根を掘り上げないままでおくと、高温と多湿が重なり、デンプン質でできた球根は腐るものが多くなります。

 一方、春植え球根は、熱帯や亜熱帯に自生するものや、冬に乾燥する地域のものが多く、春に植えると早々に芽を出し、夏まで生育して、気温が下がる秋から冬にかけて地上部を枯らし休眠します。当然寒さに弱いので、寒さの厳しい地方では、休眠し始めたら堀り上げ、凍らないよう暖かくして冬越しをしなければなりません。しかし、一般的に春植え球根の代表種である、カラーやカンナ、グラジオラス、ダリア、アマリリスなどは、東海地方以西などの暖地では掘り上げなくても屋外で十分冬を越し、春には芽を出します。ただし、地域にもよりますが、巨大輪系アマリリスや、グロリオサ、クルクマなどは防寒するほうが無難ですし、純熱帯性のカラジュームやユーチャリスなどは、屋内に入れて最低5~8℃を保たなければなりません。 月刊誌Q&A 花

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