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花に関するQ&A

地植えしたクレマチスを移植するにはどうすればよいでしょうか。

地植えしたクレマチスを移植するにはどうすればよいでしょうか。

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クレマチス属には250もの種があり、ほぼ世界中に分布していて、多くの系統が園芸化されています。今回は一般的に「テッセン」と呼ばれ、最も多く栽培されている大輪の系統についてお答えします。

 クレマチスは本来移植を嫌います。根を切ったり、傷をつけたりすると生育が衰え、回復が遅いからです。鉢植えの場合なら、根鉢をあまり崩さずに行えば問題はないものの、地植えの株を移植したり、鉢に上げたりする場合は慎重に行わなければなりません。移植時期は芽や根が休眠している2月が適しています。できるだけ根を傷めないように、根鉢を大きめに掘り取りますが、あまり大きくしようとすると、根鉢が割れて崩れるので、返って逆効果になります。縄などを使って根巻きをする方がよいでしょう。また、地上部のつるは、全体の3分の1くらいを残して、上部を切り取ります。移植先は、できるだけ以前と環境の似ている場所を選びましょう。鉢に植える場合は根鉢をそのまま入れず、根を傷めないように、根土を5分の1~3分の1くらいていねいに落とし、新しく入れる鉢植え用土とのなじみがよくなるようにします。地植え、鉢植えとも移植後の1年間は養生が必要で、暑さ、寒さ、乾燥対策にはマルチングなどをし、蕾がついても開花させずに摘み取って株の回復を図りましょう。

※本来のテッセンは中国原産の学名「クレマチス・フロリダ」のことで、日本へは桃山時代に渡来したガク片が6枚のものです。 月刊誌Q&A 花

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