花に関するQ&A
冷蔵チューリップについて教えてください。
冷蔵チューリップについて教えてください。
「冷蔵チューリップ」とは促成栽培のことで、本来5月ごろに咲くチューリップの花を、通常より早く年末から1~2月にかけて咲かせる方法です。7月中旬に球根を入手し、8月には乾燥したまま15℃前後で3週間ほど予冷し、次に乾燥状態のまま5℃で8週間を目安に本冷を行い、10月には定植してハウスなどで加温し、14~25℃の温度管理のもとで開花させるのです。
このように自然状態とは異なり、チューリップにとっては過酷な栽培方法のため、開花後の球根は再び使いません。かつてこの栽培が始まったころには、まだ球根が高価だったので、翌年に使用する研究もされていましたが、現在はまったく行われていません。また、暖地においては、自然栽培の場合でもチューリップの球根は一度のみの使用が定着しています。
なお、タキイの通販カタログでは11月に植えて2~3月に開花が楽しめる冷蔵球根が販売されていますので、一度試されてはいかがでしょうか。