花に関するQ&A
カエデの剪定はどのようにすればよいでしょうか。
カエデの剪定はどのようにすればよいでしょうか。
カエデは一般的にモミジともいい、現在日本産のみでなく外国産も含めて多くの樹種や品種が流通していますが、一般家庭の庭木として主に利用されている、イロハモミジ、ヤマモミジ、ハウチワカエデなどについてお答えいたします。
カエデは原則として、成木になると強い剪定を嫌います。また、観賞するのも自然樹形の方が見栄えがよいものです。しかし、家庭の庭では広さに制約があることが多く、その場合は自然のまま手を入れずに大木にするには無理があり、剪定をして樹姿を現状維持する必要があります。
剪定時期は落葉期の12月~2月の冬季剪定が中心になりますが、徒長枝や幹吹きなどの剪定および人工樹形のものについては6~7月にも弱剪定を行います。
剪定の基本は、カエデの枝は対生するため、幹からの枝作りでは、一方の枝を除き、らせん状に枝を配置することです。横枝の場合も同じように、相互に一方の小枝を切り取ります。いずれも幹や枝のつけ根で切り取ると、幹吹きも少なく、見た目もきれいです。
ただし、太枝を切らざるを得なかった場合は、傷口に防腐剤などを塗って枯れ込みを予防しなければなりません。