野菜に関するQ&A
日本ホウレンソウと西洋ホウレンソウの違いを知りたいです。また、タネまき時のポイントを教えてください。
日本ホウレンソウと西洋ホウレンソウの違いを知りたいです。また、タネまき時のポイントを教えてください。
日本ホウレンソウ(東洋種)は葉肉が薄く、深い2~3段の切れ込みがあり、葉先が尖がっていて、根は鮮紅色です。アクが少なく歯切れがよいことから、おひたしに最適で日本人好みです。ただ暑さに弱く、春先以降日長が長くなるとトウ立ちして花をつけます。
一方、西洋ホウレンソウ(西洋種)は葉に欠刻が少なく厚くて、根元の赤味は淡いです。やや土臭くアクが強いことから、おひたしより炒めものに向き、東洋種より収量が多く、トウ立ちが遅いため春~夏まき栽培に適しています。
近年は一代交配種(F1)が主体となり、東洋種と西洋種の優れた点を併せ持つ品種が出回っています。
タネまきについては、まず播種期に合った品種の選択が大切です。また酸性土壌を嫌うので、あらかじめ石灰などで調整します。昔からホウレンソウは土で作れといわれ、有機質に富んだ肥沃で通気性・保水性のよい畑作りが大切です。ていねいな整地・覆土とともに発芽まで乾かさないよう適湿を保ちます。