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花に関するQ&A

ボタンの株元から芽が出て伸びています。このまま育てて大丈夫でしょうか。

ボタンの株元から芽が出て伸びています。このまま育てて大丈夫でしょうか。

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ボタンは中国原産の落葉低木で、多くの園芸品種があり「百花の王」「花王」「富貴花」などとも呼ばれる豪華で気品の備わった花です。排水と通気のよい土壌と日当たりのよい場所を好みますが、夏の暑さには弱く、また、移植を嫌う性質があります。

 ボタンの苗は草本性のシャクヤクを台木に、木本性のボタンを接ぎ木していますので、株元から出る芽はほとんどがシャクヤクの芽(台芽)と思われます。葉の形を見ると、ボタンは葉縁にギザギザの切れ込みがあり、シャクヤクはそれが少なく葉の表面に光沢があり裏面も緑色です。台芽であった場合は、放置するとボタンが弱ってきますので、早めに付け根からかき取ります。台芽でなくボタンの芽の場合も、原則として残さず付け根からかき取ります。2~3本仕立てにする際は必要な芽のみ残します。

 台木のシャクヤクの根は古くなると肥大して機能が弱るため、代わって穂木のボタンから根を出して、元気に生長を続けます。そのため穂木のボタンから自根を早く出させるのが栽培のポイントで、植える時は接ぎ木部分が土の中に少し隠れる程度の深さで植え、株周りを少し盛土しておきます。その後も株元が露出しないよう毎年盛土してやります。 月刊誌Q&A 花

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