花に関するQ&A
エキナセアの芽が出ず、掘ったら根が腐っていました。どうしてでしょうか。
エキナセアの芽が出ず、掘ったら根が腐っていました。どうしてでしょうか。
エキナセアは北米東部から中部の草原や丘陵地に分布する耐寒性のある多年草です。ルドベキアと近縁でよく似ていますが、一般的なエキナセアは花弁に見える舌状花が紫色でやや下向きに反って開き、中央の筒状花が紫褐色で金属のような光沢があります。「ムラサキバレンギク」の和名もあり、花の形が江戸時代の火消しの纏の先端飾り・馬簾に似ているのに由来します。
耐寒性が強く丈夫で土質もあまり選ばず、日当たりと排水のよい所を好みます。しかし過湿に弱く、排水不良や潅水過多などで根腐れを起こしがちです。肥料を与え過ぎると倒れやすくなり、病気も出やすく株も弱るのでやや控えめに。咲き終わった花は早めに摘みとると、次の花が咲きやすくなり長期間花が楽しめます。全体の花が終わりかければ、花茎を切り戻しておくと再び伸び始めて花をつける品種もあります。
芽が出ずに腐ったということは、冬季休眠中に土中が過湿状態になりすぎたためではないかと思われます。