花に関するQ&A
クレマチスが気温の低下とともに茶色く枯れてきました。この株は復活しないのでしょうか。
クレマチスが気温の低下とともに茶色く枯れてきました。この株は復活しないのでしょうか。
クレマチスには系統・種類が多く、常緑性のものもありますが、一般的な春咲き性のものは、冬季は落葉します。枝(つる)は黒くなり枝先や細くて弱い枝は枯れますが、すべて枯れているものではありません。
晩秋に過乾燥させると、地上部が枯れてしまうことがありますが、地下部に芽があれば春に出てきます(植え替えの時に深植えにするのはこのためです)。このつるの状態が針金(鉄線)のように見えるところが「テッセン」の名で呼ばれるゆえんです。しかし、この「テッセン」はクレマチス属の1種であり、本来、クレマチス属の総称として呼ぶのは誤りです。
花後や冬季に剪定作業をしますが、花のつき方(咲き方)の違いにより剪定方法が異なっていて、間違うと花が咲かなかったり、花つきが悪くなったりします。剪定方法は、新枝咲き・旧枝咲き・新旧枝咲きに分けられ、基本的に新枝咲きのものは強剪定、旧枝咲きのものは弱剪定、新旧両枝咲きのものは任意剪定とされます。