花に関するQ&A
皇帝ダリアは剪定しても大丈夫でしょうか。また可能なら適した時期と方法を教えてください。
皇帝ダリアは剪定しても大丈夫でしょうか。また可能なら適した時期と方法を教えてください。
皇帝ダリアは南米グアテマラからコロンビアなどが原産で、日本の暑さはやや苦手で、寒さにも弱い性質をもっています。花芽分化・開花は一定の日長以下にならないと進まない絶対的(質的)短日植物です。皇帝ダリアはこの限界日長が特に短いので秋遅くにならないと開花しません。しかし降霜にあうと枯れるので、寒冷地では観賞期間が短いか開花を見ずに枯れてしまいます。
「木立ダリア」の名もある通り樹木のようで、茎は大型の竹状で、草丈3~5m となり、天空に向かって透明感あるピンク色の大きな花を群開させます。このように超大型になり雄大さが特徴の皇帝ダリアも、剪定(摘芯)により少し小さくすることができます。
この場合は8月上旬に茎の上部2~3節を切り縮めると、草丈2.5~3m にとどまります。しかし、摘芯の時期が遅れると開花時期も遅れ、咲き切らないうちに寒さが訪れて枯れてしまいます。大阪周辺で8月25日ごろ摘芯を行ったものは開花しませんでした。その年の気候にもよりますが、8月上旬ごろまでに行うのが無難でしょう。