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花に関するQ&A

バラが芽吹いたのですが、その後すぐに萎れてしまいました。どういう原因が考えられますか。

バラが芽吹いたのですが、その後すぐに萎れてしまいました。どういう原因が考えられますか。

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バラの新芽の先端や蕾の部分が突然萎れてきて枯れ落ちるという症状がありますが、これはゾウムシの一種「クロケシツブチョッキリ」による食害です。頭の先が象の鼻のように細長く前方に突き出しているこの虫は、4月中旬ごろから現れて5月中旬ごろに多く発生し、新芽にとりつきます。

 蕾・新梢の基部にとがった口を突き刺してえぐるように食害するため、そこから先の部分は萎れてきます。食害箇所の蕾や新梢に産卵し、そこで孵化した幼虫がその蕾や新梢の内部を食害し、空洞にするなどして枯れさせ、幼虫とともに地上に落下します。幼虫はその新梢などを食べて成長し、土壌の中でさなぎとなり翌春に成虫となって飛び出してきます。

 防除対策として、新芽や新梢に小さな穴が見つかった時は、その周辺を捜して捕殺します。枝をゆすって振動を与えると手足を縮めて落下する習性があるので、地上部で捕殺します。また、虫そのものは薬剤に弱いので散布すれば駆除できますが、外からよく飛来してくるため、発生が多いときは定期的に薬剤散布をしましょう。

 さらに、被害を受けた新梢や蕾などは早めにとり除き、枯れて地上部に落下しているものも、そのままにしておくと翌年度の発生源になりますので、これも取り除いておくことです。 月刊誌Q&A 花

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