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花に関するQ&A

今年のシバザクラは、葉が枯れぎみで、花もあまり咲きませんでした。手入れが悪かったのでしょうか?

今年のシバザクラは、葉が枯れぎみで、花もあまり咲きませんでした。手入れが悪かったのでしょうか?

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シバザクラは、日当たりのよい場所に植えさえすれば、花つきに関してほとんど心配はないといわれるほど、花つきのよいのが特長です。耐寒力も強く、極めて丈夫な多年生の草花です。

 「葉が枯れぎみで、花が少ない」状態で思いあたる原因は、多湿による弊害と、肥料のやり過ぎです。特にチッソ分の過多は避けてください。

 シバザクラの茎は低く地面を這い広がり、葉は狭く短い線状で、草丈は10㎝内外で揃います。かなり密生した状態がシバザクラの通常の姿で、植え付け後3年間くらいはこのまま順調に生育し、花もよく咲きます。地面近くで密生ぎみに繁茂すると、高温時に蒸れやすく、土壌の過湿はそれを助長し、茎や葉を軟弱にします。

 花壇での栽培は、日当たりと水はけのよい場所を選ぶことが最も大切な条件です。また鉢植えでの栽培は、排水良好な用土に植え、鉢の外へ株があふれ出るように生育・繁茂させると見栄えがします。

 また、古株になると株元の茎はかたくなり、葉は減少して株全体がはげ上がり、花がつかなくなります。古くなる前に株を更新するのがよく、株分けや挿し芽で植え直します。

 寒地では花後に、一般平暖地では9月中旬~10月上旬に、親株を掘り起こして細い茎をほぐすようにばらします。先の方の若い部分は挿し穂として7~8㎝に揃えて切り、清潔な土(赤玉土小粒など)に挿します。節のところに根のある部分は、株分け苗として10㎝前後に揃え、3本くらいをまとめて浅く伏せ込むように植え付けます。

 花壇ではあらかじめ化成肥料を元肥として少量施しておけば、寒さがくるまでにしっかり根の張った株に育ちます。挿し芽苗は3月初旬ごろに定植します。 月刊誌Q&A 花

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