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花に関するQ&A

今年育てていた鉢植えのカラーを、そのまま掘り上げずに越冬しても大丈夫でしょうか?

今年育てていた鉢植えのカラーを、そのまま掘り上げずに越冬しても大丈夫でしょうか?

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カラーは大きく分けて、園芸の上で球根として扱われている塊根性のグループと、根茎がワサビ状で湿地を好む種類とがあります。

  前記の球根系のカラーには、改良の進んだ園芸品種が多数あり、花色も多く、鉢植え栽培の主流は、現在のところ球根系が占めています。これらの品種は生育期が春~秋の間で、秋には地上部が枯れて塊根は休眠します。地上部が枯れ始めたら掘り上げるのが基本です。掘り上げ後は清潔な赤玉土かバーミキュライトに埋めて、翌春まで貯蔵します。冬季は凍結を避ける必要があり、容器として発泡スチロールの箱を利用すると便利です。

 掘り上げずに鉢のまま乾かして軒下などで越冬させることもできますが、古い鉢土のままで翌年も栽培を続けるのはよくないため、新しい用土に植え替える必要があります。あえて掘り上げずに保存するよりは、確実な貯蔵方法を選ぶことをおすすめします。

 球根系のカラーは過湿を嫌いますので、栽培用土は排水のよいものを用います。ただし、生育期は乾き過ぎないよう注意が必要です。

 また、四季咲きカイウとも呼ばれるチャイルジアナ種やその矮性品種は湿地性ですが、鉢作りも可能です。常緑性で冬も生育が続きますので、秋に掘り上げることはせず、冬も水を切らすことなく管理します。寒冷地では保温が必要ですが、一般平暖地では越冬が可能です。

 株はよく殖えますので、密生すれば春に暖かくなってから、株分けを兼ねて植え替えます。用土は粘質の水もちのよい土を用い、水を切らさずに育てます。 月刊誌Q&A 花

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