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花に関するQ&A

今夏育てていたゼラニュームの新しく出る葉が、ライムグリーンになってしまいました。色以外は普通なのですが、どうしてこんな葉が出るのでしょうか?

今夏育てていたゼラニュームの新しく出る葉が、ライムグリーンになってしまいました。色以外は普通なのですが、どうしてこんな葉が出るのでしょうか?

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ゼラニュームにはたくさんの品種があり、花色および葉色の変化が非常に多いのが特徴です。

 ご質問によるとライムグリーンになるのは新葉に限られるようですが、発育の初期段階にある葉は葉緑素の密度が低く、成熟した葉に比較して淡い傾向があります。日が経つにつれ正常の緑色になるようであれば、心配いりません。

 しかし、葉色に異常が見られる場合は次の2つの可能性に注意が必要です。

①ウイルス病に侵されている。

②病気ではないが栄養不足や高温などによる生理的な現象。

 それぞれに対策が必要となります。

 ウイルスの場合、葉に淡黄のモザイク状の斑、または不鮮明な退色斑が現れ、病状が進行すると萎縮するなど、生育がひどく害されます。一度侵されると回復することはなく、健全な株に対して感染源となるので焼却処分します。また、ウイルス病の疑いのある株からは挿し木をしないのが賢明です。

 栄養分として、チッソ、リン酸、カリの3要素の不足はいうまでもなく、微量要素の不足も葉色の異常を引き起こします。

 微量要素は、肥沃な耕土や養分豊かな培養土では不足することがないのが普通ですが、鉢栽培では日々の水やりで流されて失いやすく欠乏が起こります。また、鉢栽培の古土を使用すると、前作の植物に栄養分が吸収し尽くされている場合も多く、培養土は吟味することが重要です。

 不足が心配される時は、元肥に微量要素を含む化成肥料、例えば「タキイ園芸職人花の充実肥料」などの利用をおすすめします。

 追肥を与える場合は、微量要素入りの液肥や葉面散布剤で補うと効果があります。 月刊誌Q&A 花

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