タキイネット通販TOP > Q&A > 花に関するQ&A > バラを育てているのですが、葉が黄色く生育が悪くなりました。落葉後に株元にコブのようなものができているのが分かりましたが、これが原因でしょうか。
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花に関するQ&A

バラを育てているのですが、葉が黄色く生育が悪くなりました。落葉後に株元にコブのようなものができているのが分かりましたが、これが原因でしょうか。

バラを育てているのですが、葉が黄色く生育が悪くなりました。落葉後に株元にコブのようなものができているのが分かりましたが、これが原因でしょうか。

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ご質問いただきましたバラは、根頭がんしゅ病に侵されています。「バラの株元にコブができていて葉が黄化し生育が悪い」、これは根頭がんしゅ病にかかっている株の典型的な症状です。

 病原菌は細菌(アグロバクテリウム属の一種)で、バラだけでなく多くの緑化樹や果樹に寄生して被害を及ぼす多犯性で、いずれも根や株元に大きいコブを形成します。

 病害は病原菌が傷口から侵入することにより発生し、傷のないところから発生することはありません。

 バラでは接木部より感染することが多く、また移植の際に切られた根の傷口からも侵入して発病する可能性は大いにあります。そのため、年数を経た古い株より、苗を植えて1~2年という若木の接木部に発症する傾向が見られます。

 病原菌に侵されたバラは、この細菌が作り出す物質により細胞に変調をきたし、細胞を異常に増殖させてコブを形成するもので、乳白色の小突起に始まり、次第に肥大していきます。罹病株はただちに枯死することはありませんが、コブの発達につれてバラ本体は衰弱し回復は困難になります。

 この病気は苗で持ち込まれることが多く、苗の入手の時は接木部をよく見て、コブらしい突起の有無に注意することが肝要です。罹病株は抜き取って焼却処分し、株の周りの土は汚染されているものと考え、再びバラを植える場合は新しい土と交換することをおすすめします。 月刊誌Q&A 花

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