タキイネット通販TOP > Q&A > 花に関するQ&A > デルフィニウム‘F1オーロラ’ の開花を楽しんでいたところ、数株あるうちの1株が急にしおれて枯れてしまいました。株を引っ張るとすぽっと地面から抜け、根がほとんどついてない状態だったのですが、一体どうしてしまったのでしょうか。
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花に関するQ&A

デルフィニウム‘F1オーロラ’ の開花を楽しんでいたところ、数株あるうちの1株が急にしおれて枯れてしまいました。株を引っ張るとすぽっと地面から抜け、根がほとんどついてない状態だったのですが、一体どうしてしまったのでしょうか。

デルフィニウム‘F1オーロラ’ の開花を楽しんでいたところ、数株あるうちの1株が急にしおれて枯れてしまいました。株を引っ張るとすぽっと地面から抜け、根がほとんどついてない状態だったのですが、一体どうしてしまったのでしょうか。

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デルフィニウムはキンポウゲ科の宿根草で、欧米では早くから交配され、改良されてきました。草丈が1m以上になり、花は豪華で、ボーダー花壇の主役となって目を引く草花の1つです。日本では今まで高級切り花として栽培されてきましたが、花壇への利用はなかなか進みませんでした。園芸種の元となった原種がピレネー山脈~西アジアや中国北部の山岳地帯などの乾燥した冷涼な地域に自生するため、夏に高温多湿となる日本では、寒冷地を除き、夏越しが難しかったからです。

 しかし、近年、秋まきすると翌年の梅雨入り前に開花する品種が出てきたため、宿根草としてだけでなく、園芸上、一年草として栽培できるようになり、暖地での利用も多くなってきました。‘F1オーロラ’ もそんな品種の1つで、F1品種(一代交配種)のため、耐病性にも優れています。

 ご質問の症状は、デルフィニウムによく出る「立枯病」だと思います。高温多湿になると土壌病原菌によって発病し伝染します。症状が現れたら周辺の土とともにすぐに抜きとって処分してください。土壌殺菌剤を使えば効果的です。また、当分は連作を避けてください。

 ほかにも似かよった症状で、土壌病原菌によって起こるものに、根や周りの土に白い絹糸状の菌糸がつく「白絹病」、茎や葉に病斑が出て広がり、株が枯死する「軟腐病」があります。いずれも高温多湿状態で現れますので、予防するには、水はけのよい土を用い、通風をよくし、朝から昼過ぎまで日の当たる場所を選んで栽培してください。 月刊誌Q&A 花

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