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花に関するQ&A

カラマツソウの株を数年前に植え付けたのですが、年々株が小さくなってきています。何が原因ですか。

カラマツソウの株を数年前に植え付けたのですが、年々株が小さくなってきています。何が原因ですか。

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カラマツソウ属の植物はキンポウゲ科の多年性の山草で、日本には20種近くが分布しています。その可憐な風情が日本人好みであることから、以前より、主にツクシカラマツ、ミヤマカラマツなどの小型種が鉢栽培されてきました。また、近年は台湾や中国からの導入種もたくさん栽培されています。さらに、別属ではありますが、北アメリカ原産のバイカカラマツは花の変異の幅が広いため人気が高く、最も多く流通しています。日本産のモミジカラマツも別属となっていますが、これらは草姿や栽培方法もほぼ同じといってよいため、園芸上はひとくくりにされ、カラマツソウの仲間として扱われています。

 ご質問の件ですが、カラマツソウは1m近くなる大型種のため、鉢で栽培することは少ないので、庭植えを前提にお答えします。

 もともとは丈夫な植物で、本州や北海道に分布し、山地の日当たりのよい、やや湿った草原や落葉樹林の林縁に自生します。そのため、水を切らさないよう注意が必要ですが、湿っていても土がかたく、通気や排水が悪いと株がだんだん弱りますので、土がやわらかくなるように改良しましょう。また、晩秋から春までは日が当たり、夏は暗くならない程度の日陰か半日陰を好みますので、植え付け場所を選んでください。生長期は施肥も必要です。

 暖地での栽培の場合は、夏期にできるだけ高温多湿にならないようにし、水はけがよくて、風通しのよい涼しい場所に植え付けます。いわゆる、ロックガーデン風の環境が最も適しています。

 以上のように、環境を改善すれば、株は元気に育っていきます。また、こぼれダネが発芽することも多々ありますので、気長に栽培してみてください。 月刊誌Q&A 花

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