タキイネット通販TOP > Q&A > 花に関するQ&A > キクを育てたのですが、花後に特に手入れせず、そのままの状態で翌年も育てたところ、下葉が枯れて落ちてしまいました。どのような管理をすればよかったのでしょうか。
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花に関するQ&A

キクを育てたのですが、花後に特に手入れせず、そのままの状態で翌年も育てたところ、下葉が枯れて落ちてしまいました。どのような管理をすればよかったのでしょうか。

キクを育てたのですが、花後に特に手入れせず、そのままの状態で翌年も育てたところ、下葉が枯れて落ちてしまいました。どのような管理をすればよかったのでしょうか。

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キクには多数の品種がありますが、奈良時代に中国から渡来して、日本独特の改良と観賞方法とによって育成された和ギクと、18世紀に中国や日本からヨーロッパに渡って改良された洋ギクとに2大別できます。

 和ギクは花の大きさや花形により、各々独特の鉢仕立てとして栽培されています。一方、洋ギクは切り花、花壇、鉢植えなどの用途に応じて改良され、現在、一般的なキクのイメージは洋ギクと言っても過言ではありません。

 ご質問の件ですが、文面の様子では洋ギクのようなので洋ギクとしてお答えします。

 お気づきのようにキクは、古株をそのまま育てると、茎の数が多くなり、密集して下葉が落ち、見苦しくなります。また花も貧弱なものしか咲きません。そのため毎年更新する必要があるのです。方法は挿し芽が最も一般的ですが、小ギク(小輪のキク)については株分けも行います。

 キクは周年栽培が行われていて、繁殖時期もさまざまですが、秋ギクの普通栽培なら5~6月に挿し芽をします。越冬させた親株から出た芽を5~6㎝に切り、挿し床や育苗箱に鹿沼土やバーミキュライトを使って挿し、発根したら6~7月に定植します。寒ギクは6~7月に挿し芽を行い、7~8月に定植します。

 また、株分けの時期としては、夏ギクは10月中下旬に掘り上げ、地下茎の芽を切り分けます。秋ギクは4~5月に株分けし、寒ギクは7~8月に株分けしてください。ご質問のようにそのまま置かず、数芽ずつに株分けして植え付けておけば、下葉もそれほど枯れなかったと考えられます。 月刊誌Q&A 花

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