タキイネット通販TOP > Q&A > 花に関するQ&A > 毎年チドリソウを作っているのですが、どうしても立枯病が発生します。どうすればよいでしょうか?
タキイネット通販TOP > Q&A > 花に関するQ&A > 毎年チドリソウを作っているのですが、どうしても立枯病が発生します。どうすればよいでしょうか?
花に関するQ&A

毎年チドリソウを作っているのですが、どうしても立枯病が発生します。どうすればよいでしょうか?

毎年チドリソウを作っているのですが、どうしても立枯病が発生します。どうすればよいでしょうか?

FacebookTwitterLine

チドリソウには、近縁種のデルフィニウムほど立枯病の発生は見られませんが、条件が悪いともちろん現れます。また、立枯病によく似た土壌病害に白絹病や株腐病などがあり、対策として共通しているので、まとめてお答えします。

 これらの病気の特徴を述べると、立枯病は地際部に暗黒色の病斑が現れ、下葉が枯れてしおれてきます。地際部はくびれ、容易に引き抜ける状態となります。白絹病は圃場内に点状に発生し、地際部の茎に褐色の病斑ができて拡大します。そして、白色の絹糸状の菌糸が現れて周辺の土にも広がり、立ち枯れてきます。また株腐病は、地際部に黒褐色の病斑が現れ、やがて地際部全体を覆い、根はくびれて立ち枯れ症状となります。

 これらに共通する予防策としては、日当たりと水はけをよい状態にし、未熟堆肥を使用しないこと、および酸性土を中和することです。また、できる限り連作をしないようにし、前作の別の植物に病気が発生した場所も避けてください。また、枯れ葉などはきれいに取り除いて焼却します。もし病気を発見したら、株の周辺の土ごと取り除きます。病株を取り除いた場所には、登録のある粉剤や水和剤で消毒すればより効果的です。 月刊誌Q&A 花

ページトップへ