花に関するQ&A
コチョウランの花後の管理について教えてください。
コチョウランの花後の管理について教えてください。
コチョウランは洋ランの中でも特に人気が高く、ギフト用に重宝されていますが、花が終わってしまうとそれまで…ということが多いようです。この原因の1つは耐寒力の弱さにあります。最低温度10℃を保たないと十分な生育は望めません。
そのため一般家庭では、11月~4月の間は屋内で管理する必要があるのです。またこの間は特に水やりも多湿にならないようにしてください。根腐れの原因となります。
店頭に出ているコチョウランはほとんどが3~5株の寄せ株です。この場合、花が終わって鉢から抜くと、ビニールポットに1株ずつ植えられています。1ポットずつを駄温鉢などに入れ、植え替え適期の5~6月まで置いておきます。
また、花の終わった花茎は、コチョウランの場合、花茎の下から2~5節の部分から花芽が出てきて2番花が楽しめます。元気のよい株なら、3節目を目安にして上部を切っておくと数カ月で花を開きます。
植え替えは古い植え込み材料をすべて取り除き、腐った根も除いた後、小さめの駄温鉢に3分の1くらい軽石粒などを入れた上に、水ゴケのみで植え付けます。時期的に屋外の日陰に置けばよいのですが、庭木などにつるしておくと、新根の発根が早いようです。